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2017年1月25日 (水)

あまんきみこの童話を読むⅡ

あまんきみこの童話を読むⅡ
一粒書房
2017/1
9784864315739

小編著『あまんきみこの童話を読む』の補遺編として、『あまんきみこ童話集』(ハルキ文庫)収載の童話一二編と、まだとりあげていない教科書教材一編を論じたものである。
 Ⅰ物語の構成では、物語がいかに表現的に構成されているかを論じ、Ⅱ内面としての異空間では『だあれもいない?』に収録された異空間を内面や記憶、夢の表れとして捉える童話群を検討し、 Ⅲ童話の諸相では、様々な切り口で童話を分析する。
 目次は以下の通り。
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はじめに                                       西田谷 洋 1
    Ⅰ 物語の構成
「わたしのかさはそらのいろ」―比喩の現勢化                    西田谷 洋 10
「いっかい話、いっかいだけ」―物語の効能           西田谷 洋  15
「北風をみた子」―幻想の構成                                  西田谷 洋  19
    Ⅱ 内面としての異空間
「海うさぎのきた日」―境界領域と生成変化           高木佐和子 27
「きりの中のぶらんこ」―外部記憶としての異空間        西田谷 洋 34
「さよならのうた」―語られる同一性/騙る利得                  西田谷 洋 38
「ふしぎな森」―不可視の世界の機能                            西田谷 洋 42
「かくれんぼ」―絆を確かめる物語                              西田谷 洋 45
    Ⅲ 童話の諸相
「ひゃっぴきめ」―獣の主権者                                  髙松 直子 49
「カーテン売りがやってきた」―覚醒と没入                      山田斗志希 56
「野のピアノ 野ねずみ保育園」―曖昧な境界線           黄  亜蘭 59
「天の町やなぎ通り」―受け入れ満足するための幻想世界          東海 義仁 63
「くもんこの話」―平和への祈り                                孫  媛媛 68
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孫論文は小論を含めた中で、白眉といえるでしょう。
多くの方の協力のもと本書を編むことが出来ました。ありがとうございます。

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